ダメ人間脱出計画

先日、友人のジョーと岩内へ釣りに出掛けました


終業時間と同時にダッシュ

ジョーはイカ狙いということもあり、発電機・投光器まで準備をするなど本格的！
まぁ僕は素人フィッシャーなんで…

写真はイカでも無ければホッケでもありません…
その理由は→

PM8:30　　ジョー宅へ到着　近くの東急ストアへ買い物に行く

この時間の惣菜売り場は修羅場
一触即発の雰囲気だ
殺し屋は主婦の仮面を被り、肩まで伸びた白髪を後ろで束ねたスナイパーが遠くから見つめる
あたりの空気の流れが変わったのは次の瞬間だった！

帽子を被った青年が、一心不乱にシールを貼り付けていく
戦の始まりだ
「やる」か「やられる」か…
しかし我々はほぼ初参戦
群雄割拠の時代を生き抜いてきた彼らに対抗するべき術を持たない
駆け引きが出来ない自分が歯がゆい

結局競争率の低い巻物系を手に店を出た

久々に命のやり取りをした気がする


AM0:00　岩内到着

ここは旧フェリーターミナル？っていうのかなぁ？
でかいブロック？に、パット？みたいなのがついている
近くには石像？銅像？みたいのもある
疑問形？ばかりでわかり系のずらい系である
わかる人にはわかるので、これでいいのである

道中、ジョーの車の頼りないスタッドレスに命を預けていることが脳裏をかすめる
カーブの度にスライドする
運転席側のワイパーが裂けていて、拭き取りが悪いのも気になる
「眠い」と言いつつハンドルを握るジョーも気になる
マイナス思考がそうさせるのか…

久々に命のやり取りをした気がする（約3時間ぶり）


AM　1:00　釣り開始

強風の中、釣り糸をたらす
購入したビールを空ける
運転手では味わえない特権である
至福の一時だ


AM2:30　アクシデント発生！

強風にあおられた糸が絡んでいる

海から吹きつける冷たい風
岸壁に打ち付けられて巻き上がる海水
暗闇の世界からやってくる雪

途中何度も心が折れそうになった
諦めようとも思った
それも昨日までの自分なら…

そんなときに諦めなかったのは
「あー、寒い。さみぃ。あー、寒い」
という独り言だった

ん？コレを間違ってでも読んだあなた！
もっと違うセリフでも想像してましたか？
僕はこれぐらいで全てを許せる心の広い人間なんです！
いや、言い換えれば独り言で逃げる、器の小さい人間なんです。小皿です。おちょこです。


AM3:00　車中に帰還

ジョーが倒れてる！死んでいるのか？
いや、死んでいればこんなに大きなイビキをかかない
そうだ、冷静に考えれば解ることだ

やはり彼（ジョー）も営業マンのハシクレ
鼓膜が破れそうだが破れない
具合悪さのボーダーラインを守っている
損益分岐点をわきまえているようだ（書いてる僕も意味不明　みなさんが変なわけではありません）


AM4:00　就寝？

轟音の狭間からラジオの音が聞こえる
そういえばさっきチャンネルを合わせるのに苦労した覚えがある（場所柄？多国籍の電波を拾う）
耳を澄ます
ホタテ？バナナ？
なんとかマンがやっている番組だ

流星の絆の裏話や、見ず知らずの人の靴下の臭いを嗅いでいる
面白い

僕はイビキをララバイにして一旦落ち着くことにした


その２へ続く

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